昨日、赤松材を鉋掛けしていた時にカンナの刃を欠けさせてしまいました。
カンナを引いた所に材料のストッパーがあるのですが、そのストッパーを留めているネジの頭が少しストッパーから浮いて出ていて、そこにカンナの刃が当たって刃こぼれしてしまったのです。
そこで、カンナの刃を砥石で研いで切れ味を復活させたいと思います。
刃こぼれの状況
写真の刃の右側が欠けているのが分かると思います。刃先から0.5mmくらいまで欠けている!
因みにカンナの刃のことを”鉋身”、カンナの木の台のことを”鉋台”と言います。
やっちまった!て感じですね。
早速研いで修正です。
刃こぼれを砥石で研いで修正する手順
① 先ずは荒い砥石にカンナ刃を立てて欠けた部分が無くなるまで何度も引きます。
ここで刃先は平らに潰れた状態になります。
② 次にしのぎ面を荒い砥石で研いでいって、刃返りが出る直前くらいまで削ります。
③ 中砥石に代えて更にしのぎ面を研いでいって刃返りが出るまで研ぎます。
④ 刃返りが出たら仕上げ砥石に変えて、裏面の刃返りを取り、しのぎ面を研いで仕上げです。
完成!
いや〜結構時間がかかりました。
刃先を立てて刃を潰すのは簡単ですが、しのぎ面を削るのは大変です
これからは刃を欠けさせないように十分注意したいと思います・・。
カンナ刃の研ぎ方についてこの本に写真付きで丁寧に解説されていてとてもわかりやすいですよ。
まずはお近くの図書館で探してみてはいかがでしょうか。
砥石について
タジ源が使用している砥石はこちらです。
中砥石
キングデラックスの#1000の中砥石です。
凄く使いやすく私は2つ持っています。
仕上げ砥石
仕上げ砥石は嵐山#6000です。
砥石の台付きです。
また、白名倉も付いています。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
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