家の窓ガラスの内側に黒いポツポツが付いているのを見たことがありませんか?
それはカビです。
カビからは目に見えない胞子が放出され、アトピーやぜんそくなどのアレルギー疾患を引き起こす可能性もあります。
カビを生えさせないためにも結露対策が必要ですが何をしたら良いのでしょうか?
結露対策としていろいろ方法はありますがここではDIYで簡単にできる結露防止シートを紹介いたします。
窓ガラスに結露が発生する原因
結露の発生する原因は窓ガラスの内側と外側の温度差が大きいためです。
冷たい飲み物が入ったガラスの外側に水滴が付いているのを見たことがあると思います。
空気中に含まれる水蒸気がグラスの冷気で冷やされて水に変化してグラスに付いているのです。
従って冷たい飲み物で冷やされたグラスの外側に近い空気が、水蒸気を抱えきれなくなって水滴に変わったということです。
窓ガラスの内側に結露もこれと同じ原理で、部屋の中の暖かい空気と冷たい外の空気の境界にある窓ガラスに結露が生じるのです。
しかし、実はこれは窓ガラスに限ったことではないのです。
天井や壁・ドアにおいても結露は発生するのです。
結露はカビの発生の原因にもなりますので結露防止の対策を行う必要があります。
窓ガラス用結露防止シートの種類
結露対策シートには2種類あります。
それぞれ役割が異なりますので自宅のその場にあったタイプを選択しましょう。
断熱(伝熱遅延)タイプ
断熱タイプはその名の通り何層にも重ねた特殊な断熱シートによって熱を伝えにくくして結露を防止するシートです。
透明タイプはもちろんですが、目隠し効果のある曇りガラス風やオシャレな柄入りシートもありますのでその場の雰囲気で選びましょう。
結露防止だけでなく、お部屋の雰囲気の変化も楽しめますよ♪
結露吸水タイプ
結露給水タイプは生じた結露を吸水するシートです。
従って断熱タイプは結露防止シートですが、こちらは結露防止ではなくできた結露を処置するシートということになります。
結露吸水シートに速乾性に優れた素材が使われているので、発生した結露を吸水後早く乾燥させるので窓辺はいつもカラッと乾燥状態。
この結露吸水タイプは窓の下側のみ貼るタイプもあります。
垂れてきた結露を下側に貼った吸水シートで吸収して拡散して放出する事でカビが生えないようにします。
窓ガラス用結露防止シートを貼ってみた
我が家の窓ガラス(正確には窓ではなくキッチン横の勝手口のドアですが・・)に結露防止シートを貼ってみました。
結露防止シートを用意
断熱(伝熱遅延)タイプの結露防止シートです。
こちらは水だけで簡単に貼れるシートです。
柄はボーダーで白いストライプが入っています。
一見普通のプチプチシートのように見えますが、一般的なプチプチシートは「梱包用・緩衝用(エアパッキン)」であるのに対して、こちらは「断熱用(防寒用)」のプチプチシートです。
「断熱用」のプチプチシートはプチプチのデコボコを両面から平らなビニールシートで挟み込んだ3重構造により空気層が厚くなり断熱効果が得られるのです。
結露防止シートを貼るガラス面を清掃
こちらが今回結露防止シートを貼る勝手口のドアのガラスです。
現在は結露していませんが、いつも結露が垂れて下側のゴムパッキンが黒いカビで覆われていました。
まず初めに、ガラス面に付いた汚れや埃などを取るためにきれいに拭き掃除をして暫く乾燥させます。
ガラス面に水をかける
つぎにガラス全面に霧吹きで水を掛けて湿らせます。
湿らせたスポンジや布でもOKです。
因みにガラスがデコボコしているように見えますが、凸凹面は外側で内側はツルツル面です。
今回使用した断熱シートはデコボコ面には貼れないタイプですが、デコボコ面にも貼れるシートもあるので購入時に良く確かめましょう。
結露防止シートを貼り付け
結露防止断熱シートを貼ります。
上から下にかけてゆっくりシートとガラス間の空気を押し出すように貼っていきます
本当はこのストライプは横線で貼るのが本来の使い方かもしれませんが、今回大きさ的にストライプを縦にして貼ったほうが無駄無くシートを貼れるため縦型にしました。
プチプチを挟んで空気の層が三重になっており、この層で断熱効果をアップしているのですね。
おすすめの結露防止シート
断熱タイプの結露防止シート
マドピタシート
こちらは私が貼った水貼りタイプと違い、水もテープも不要な全面粘着シートです。
全面粘着シートですが、はがすときも糊の跡が残りにくい接着剤が使用されていますので、貼るときも剥がす時も女性一人で簡単にできますよ。
3層構造の空気層により、ガラスの表面温度が下がる事も抑えられて結露を予防できます。
サイズは90cm×180cmで、4枚組になっています。
小さい窓はちょうど良い大きさにハサミなどでカットして貼ります。
お部屋のインテリアによって柄を6種類の中から選ぶことができるのでバリエーションは豊富です。
柄は、トナカイ、リーフ、フラワー、アルファベット、クローバー、無地 です。
私のおすすめはトナカイですが、好みはそれぞれですからね。
・重ね貼りが可能
・UV機能がある(95%)
・剥がれにくい
・貼る場所がガラスに限らずドアや壁にも貼ることができる
・継ぎ目が浮かないので目立たない
ステンドグラス風
こちらは結露防止だけでなく目隠し効果もあるステンドグラス風のモザイクシート。
こちらは水で貼ることができるタイプです。
結露が防止できてしかもオシャレに目隠しできるので、外から見られたくない窓にはおすすめですよ♪
和風 竹柄の結露防止シート
竹柄で貼るだけでスリガラス風な結露防止シートです。
水で貼ることができるタイプで、浴室にも使用可能なシートです。
UVもカットしてくれます。
結露吸水シート
結露吸水シートもいろいろな種類があって迷ってしまいますがオススメはこちら。
結露吸水レース
水で貼るタイプの吸水シートです。
ミクロの溝の毛細管現象によって、結露による水分をすばやく吸水・拡散・放出してくれます。
窓全面ではなく下の方に貼ります。
柄は「花柄」と「ボーダー柄」があります。
結露吸水テープ ブルーフラワー
フラワー柄の結露吸水テープです。
両面に柄がデザインされているので、窓の外から見ても楽しめます。
波型にカットされた結露をキャッチして吸水そして蒸発を繰り返します。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
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