緑青の落とし方を重曹で実践してみた

緑青を落とした後の配管

今回はトイレの配管の緑青を落とすDIYに挑戦しました。

緑青とは

まず緑青とは何でしょう?読み方は「みどりあお」ではなく「りょくしょう」でもなく「ろくしょう」が正解です。
緑青(ろくしょう)とは銅や真鍮(しんちゅう)に発生する錆のことです。
なので「緑錆」かと思いましたが、「緑青」が正解のようです。

錆というと赤錆を思い浮かべる方も多いと思いますが、赤錆は鉄の場合なんですね。
銅や真鍮の場合はこの緑っぽい緑青が錆なんです。
10円玉は銅でできているので、古い10円玉が緑っぽく錆びているのを見たことがあるのではないでしょうか?

緑青は錆なので当然「悪いヤツ」とイメージされると思いますが、表面が錆びることで内側を守ってくれる効果もあります。
確かに「鎌倉の大仏さん」やニューヨークの「自由の女神さん」も緑っぽい色をしていますよね。
緑青により内部が守られているのですね。

緑青は有毒なの?

以前、緑青は有毒であるという説がありましたが、現在では無毒であることが分かっています。
有毒説が流れた根拠ははっきりしてないようですが次の二つが考えられているようです。

1.銅の精錬技術が低い場合、有毒な物質(ヒ素など)が混じることがあり、それを銅自体の毒性と誤解した説。

2.「花緑青」と「唐緑青」という緑色の顔料はヒ素に由来する強い毒性を持っているが、これらには「緑青」の文字が入っているため「緑青」も毒性があると誤解された説。

緑青の落とし方

緑青の付いたトイレの配管

トイレの給水管です。全体に緑青が付いているのがわかります。
緑青の付いた配管

拡大写真です。
緑青の付いた配管

さあここで重曹の出番です。
家にあった使いかけの重曹です。
重曹

重曹を水につけて古い歯ブラシで配管全体に塗ってそれが垂れないようにティッシュペーパーで押さえます。
緑青の付いた配管

ちょっと水が多かったかもしれませんがこんな感じで全体を覆います。
この状態で30分ほど置きます。
緑青の付いた配管

その後、すべてのティッシュペーパーを擦りながら取り除けばこの通り。
結構キレイになったと思います。
緑青の付いた配管

アップで見るとハンドル部がまだ若干緑っぽい感じがします。
でも全体的にはきれいになったのでまあ今回はOKということで・・。
緑青の付いた配管

重曹とは

重曹とは別名炭酸水素ナトリウムとか重炭酸ソーダとも呼ばれます。
化学式は書いてもあまり意味がないので省略します(実は知らない・・)

重曹は弱アルカリ性で人体に無害な物質です。
というか料理にも使われますから知っているかもいると思います。
ふくらし粉(ベーキングパウダー)の主成分で、胃薬としても古くから使用されています。

重曹は弱アルカリですから弱酸性の汚れに威力を発揮します。

また重曹の他にクエン酸も使用すると更に汚れが落ちやすくなります。
クエン酸は酸性で重曹混ぜることで勢いよく発砲させることができその発砲により汚れを落とすことができます。
排水溝などでぜひお試しください。

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