DIY木工の基本として木材の選び方があります。
私を含め皆さんが木材を購入しようと思った時にまず頭に浮かぶのはホームセンターだと思います。
ホームセンターは材木店ほど樹種は多く無いですが、お手頃な価格で2x材などを購入することができます。
しかし購入する際の注意点について記載したいと思います。
反りが小さい木材を選ぶ
反った木材を使用して製品を作ると組み立ての工程でいろいろ具合の悪いことが発生します。
例えば椅子の座面に反った1×4材を並べて無理矢理脚に固定したところ、4本の脚の長さはキチンと揃っていたにも関わらず対角線上の2本の脚がカタカタと浮いた状態になってしまいました。
これは座面の反りがそのまま脚に影響したためです。
木材の反りを簡単に確認する方法
精度の良い作品を出来るだけ苦労しないで製作するには反りの小さい木材を選ぶ事が大切です。
こちらの写真は1×4材6フィート(約1.8m)ですが、反ったように見えますか?
結構真っ直ぐって感じですよね。
では、こちらの杉板はいかがでしょうか。
何か少し反っているように見えませんか?
でも、こうやって見ていてもよく分かりませんね。
定盤のような平らなところに置いて見れば反っているか確認できるのですが、ホームセンターでそんなことできませんね。
でも、安心して下さい!
ホームセンターで道具も必要なく簡単に木材の反りを確認する方法があるんです。
それは、木材の端部を持って反対側の端部と合わせるように見ることで木材の反りをチェックできるのです。
先ほどの1×4をこの方法で見てみると
いかがですか
結構真っ直ぐですね
今度は先ほどの杉板です。
明らかに反っているのが分かりますね。
この方法で見ると反りだけでなく「ねじれ」もチェックすることができます。
死節(しにぶし)の無い木材を選ぶ
通販などで節無しの木材を購入する事も可能です。
しかし、値段はそれなりに高いです。
なので、節はあっても問題ないですが死節(しにぶし)は避けるようにしましょう。
死節は立木の時に枯れた枝がそのまま幹に残ったもので、収縮しているので抜け落ちて節穴(抜け節)になることがよくあります。
「あなたの目は節穴か」
という節穴はここから来ているんですね。。
下の写真が節穴の例です。
これくらい小さければ余り目立ちませんが、大きい場合は丸棒やパテを使って埋めたりと結構面倒なんです。
斜めに節穴が貫通していますね。
死節穴でなく普通の節であれば味も出ていいと思います。
もちろん節無しの木材は美しいですが、節があることで重みを感じることもありますね。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!