木材の穴あけに使用するのは通常ドリルを使いますが
太いドリルは重たいし、なんか怖いですから。
という訳で今回は大口径の穴あけをきれいにあける方法を紹介します。
ホールソーで穴あけ
ホールソーは”Hole Saw”つまり”穴をあけるノコギリ”のようなものです。
ホールソーには「木工用ホールソー」と「金属用ホールソー」があります。
写真のホールソーは木工用で7枚の刃が付いています。
穴あけサイズは、25、32、38、45、51、57、63mmの7種類です。
ボール盤にホールソーをセットして穴あけ開始。
今回はボール盤を使用しましたがもちろん電気ドリルやドライバードリル、インパクトドライバーでもOKです。
中心のドリルで穴あけが始まり途中からホールソーが当たり始めます。
ホールソーが当たり始めたら送りをゆっくりにします。
部材の下に当て板をして最後までそのまま穴あけをしても良いですが、
途中で部材をひっくり返して裏側から中心の穴に合わせて穴あけするとキレイに穴あけできますよ。
今回は屋外用シンクの排水ホースを通すための穴をあけました。
ホースがピッタリおさまりました。
ジグソーで穴あけ
電動ジグソーで穴あけする方法です。
まずジグソーの刃(ブレード)は曲線用のジグソーはを準備します。
あけた穴からジグソーの刃を入れ切っていきます。
ハートの上側の部分はカーブがキツイのでゆっくりジグソーを進めます。
ジグソーによるハート型切り抜きの完成です。
あとは紙やすりなどで仕上げれば完成です。
自在錐で穴あけ
今度は自在錐(自由錐、サークルカッターとも呼ばれる)を紹介します。
自在錐は刃をスライドさせることで希望の大きさの穴をキレイにあけることが出来ます。
自在錐購入時の注意点
自在錐を購入後で「自分の電動工具では使えなかった」ということが無いように事前に確認しておくことがあります。
1. 片刃ではなく両刃タイプを選ぶ。安定してカットできるため。
2. 価格の安いものは作りが雑で刃も切れない。スターエムがおすすめ!
3. インパクトドライバーに対応しているタイプと対応していないタイプがあるので注意
こちらが私が購入したタイプで穴あけ可能な板厚は片側25mm、両側50mmです。
インパクトドライバーでは使用できません。
穴あけ可能な板厚は片側12mm、両側24mmです。
下の写真が私が購入した自在錐スターエム 36です。
そして今回は直径180mmの穴あけをしたいのですが、標準で付いているバーは120mmまでなのでロングバーを別途購入しました。
ロングバーは直径200mmまでの穴あけをすることができます。(300mm用バーもあります)
しっかりと錆止めの油が塗られていました。
自在錐にて穴あけ
バー先端のストッパーネジを外して120mmのバーを引き抜いて200mmのバーに交換します。
今回は180mmの穴をあけたいので、外刃を直径180mm、内刃を直径174mmに設定します。
円を描いた時に外刃と内刃の間隔が3mm程の溝が出来ると最適です。
半径で3mm間隔なので直径で6mmの差です。
穴あけする材料はクランプなどでしっかり固定しましょう。
センタードリルが貫通し、外刃、内刃が均等に木材に当たり始めたらドリルが傾かないように特に注意します。
そして、板厚の半分くらいまで削ります。
板厚の半分くらいまで掘れたところで材料を裏返し、今度は反対側から削っていきます。
この方が仕上がりがきれいになるからです。
穴あけ完成です!
断面も結構きれいに穴あけできました。
この穴はままごとキッチンの天板に付けるシンク(流し台)用ステンレスボールを入れるためにあけたものです。
バッチリはまってますね。
まとめ
・大きな丸穴をきれいにあけるには自在錐がおすすめ
・ホールソーは穴の大きさが刃によって決まってくるが、手軽に穴あけが可能
・ハート型など丸穴以外の穴をあけるにはジグソーがおすすめ
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