ドリルビット(Drill bit)とは
ドリルビットとは電動ドリルやドリルドライバー、インパクトドライバーにセットして穴あけを行うためのドリル刃のことです。
今回は「木工用ドリルビット」いついての記事です。
金属の穴あけに使用する鉄工用ドリルビットについては別の記事で紹介したいと思います。
ドリルビットセットの選び方
木工用ドリルビットの種類
取付け軸の種類
ドリルビットには取付け部に「六角軸」と「丸軸」の2つのタイプがあります。
◆タイプ1・・・取付け部が六角軸(断面形状が六角形になっている軸)
・上の写真で左の2本が六角軸のドリルビットです
・インパクトドライバー、電動ドリル、電動ドリルドライバー、ボール盤で使用可能
◆タイプ2・・・取付け部が丸軸
・上の写真の右側の2本が丸軸のドリルビットです
・電動ドリル、電動ドリルドライバー、ボール盤で使用可能
欠点 ・インパクトドライバーでは使用できない
・電動工具への締め付けが弱いと丸軸部で空回りしてしまう事があります
上の写真を見て分かると思いますが、丸軸の場合、ドリルビットの直径が大きくなると取付け部の直径も大きく(太く)なります。
その為、細い下穴をあけてから太いドリルビットに交換する時は電動ドリルのチャックを何度も回して取付け口を広げる必要があります。
しかし、六角軸タイプであればドリルビットの径に関係なく、取付け部は変わらず六角軸なので交換が簡単です。
先端が”キリ”か”ネジ”かの違い
ドリルの先端に注目してみますと、キリ状になっているタイプとネジ状になっているタイプがあります。
◆ 先端がキリのドリルビット
・止めたい深さでピタッと止めることができるドリルビットです。
・電動ドリル、電動ドリルドライバー、ボール盤、インパクトドライバーで使用可能です。
◆ 先端がネジのドリルビット
・先端のネジがグイグイ引き込んで穴をあけてくれます。
・電動ドリル、電動ドリルドライバー、インパクトドライバーで使用可能です。
但し、ボール盤には不向きです(穴あけはできますが持ってかれる感じなので)。
・貫通穴には向いていますが、穴を途中で止めたい「止め穴」には不向きです。
ドリルビットは単品とセットでどちらを購入すべき?
上の写真のドリルビットは単品で購入したものですが、10本ほどのドリルビットがセットになったドリルセットも販売されています。
DIY初心者の方はドリル単品とドリルセットどちらを購入しようか迷っている方もいると思います。
そこで、私が実際にドリルビットをそろえた時の経験からちょっとしたアドバイス
・一般的にドリルセットのドリルの切れ味は単品に比べて劣る
・ドリルセット含まれていない径のドリルを単品で購入
私はφ7.5mmとφ9.5mmのドリルビットを購入しました
・頻繁に使用する径のドリルを単品で購入
私はダボ穴あけ用によく使うφ8mmのドリルビットを単品で2種類購入しました
上の写真のドリルセットは最大φ6.5mmですが、この他にもφ10mmまで含まれるドリルセットも持っています。
しかしそのドリルセットは六角軸ではなく丸軸で、しかも穴あけ回転時にブレるのであまり使用していません。
やはりあまり安いドリルセットは避けた方が良いですね。
おすすめのドリルビット
おすすめのドリルセット
精度は良いとは言えませんが価格は約1,000円なので、DIY初心者の方にはおすすめです。
六角軸なのでインパクトドライバーでも使用できます。
ドリルビット径は2mmから0.5mm刻みで6.5mmまでの10本です。
おすすめのドリルビット
おすすめの単品ドリルビットは私が使っているSTAR-Mの先三角ドリルビットです。
電気ドリルでもボール盤でも必要な深さでピタリと止めることができ精度もドリルセットの製品よりも格段にアップします。
代表で8mmを載せましたが、もっと細い径や太い径のビットもあります。
ドリルできれいに穴あけを行う方法
せっかく切れ味のよいドリルビットを使っても、ドリルで貫通穴をあけたときに裏側がささくれたようになってしまった経験ありませんか?
ここではキレイに貫通穴をあける方法を紹介します。
・方法1・・・裏側に当て板をあてる
・方法2・・・反対側にキリが少し出た所で止めて今度は反対側から穴あけする
小さいドリルで穴あけしてから両側から目的の穴径のドリルであける方法もありますが、ブレたりするので私はあまりこの方法は使っていません。
当て板ありの場合と当て板無しの場合を実際にやってみました。
表側はどちらもきれいな穴になっています。
問題は裏側です。
当て板無しの方はめくれあがっていますね。
やはり当て板は必ず行うようにしましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
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