娘から孫のためのキッズハウスを依頼されたので製作しました。
自宅に設置するのではなく長野県まで運ぶ必要があるので、組立て式にしました。
キッズハウスの製作
材料
キッズハウス製作に使用した材料は次の通りです。
・赤松 板厚15x90mm ・・・ 本体壁面パネル
・赤松角材 30x40mm ・・・ 本体縁取り
・檜板 13x100mm ・・・ 屋根材
屋根は雨で腐りやすいのでヒノキ材を選定しました。
各パネルの組立て
こちらは裏面パネルです。
製作に夢中になると写真忘れてしまうんです。
赤松板材を接いで周りを赤松角材で囲って製作しました。
角材には板材の板厚分の溝をトリマーで掘っています。
材料はすべて自動鉋と手鉋で仕上げています。
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こちらは側面パネルです。
側面パネルは2枚作製します。
そしてこちらが前面パネルです。
窓らしい枠を取付けました。
屋根はヒノキ材で製作しました。
このパネルを2枚作製しました。
組立て用穴あけ
このキッズハウスを試作する上で一番の問題は設置する場所で製作できないこと。
つまり、バラして持ち運び現地で組立てができるようにしないといけないことです。
そのためステンレスの六角穴付きM6ボルトで組立てできるように穴あけと座グリをしました。
トリプルカッターを使うとキレイにザグリできます。
穴あけ後に相手パネルと仮組して既にあけた穴にドリルを入れて手で軽く回して相手側に穴位置をマークします。
マークした位置に下穴をあけて鬼目ナットをねじ込みます。
鬼目ナットにはいろいろなタイプがありますが、タジ源がいつも使用しているのは打ち込み式ではなく、ねじ込み式でEタイプとよばれるオニメナットです。
ボルトがチャンと入るか確かめます。
実際に締める時はスプリングワッシャー(バネ座金)と平座金を使用します。
スプリングワッシャーはボルトの緩み防止の役割があります。
仮組立て
室内で仮組立てを行い問題なくボルトで組立てできることを確認しました。
次に屋根の縁取りの製作です。
溝はトリマーで掘り込みました。
DIYにトリマーは必須という訳ではありませんが、あると何かと重宝しますよ。
屋根の縁取りを取り付けました。
やはりこの方がカッコいいですね。
屋根のてっぺんの所には平板を取り付けました。
雨漏り防止のためです。
キッズハウス屋根部の拡大写真です。
ビスはステンレス製を使用しています。
これで仮組立て完成です。
塗装
ここからはバラして塗装仕上げです。
キッズハウスは屋外に設置するので屋外用塗料で2回以上重ね塗りを行います。
使用する塗料はアサヒペンの「ガーデン用カラー(水性)」のウォルナット色です。
全面パネルから塗装します。
窓の格子部だけは後でホワイト色に塗るので、その部分はマスキングテープで保護します。
刷毛はワンタッチ・コテバケを使用しました。
これは大きい範囲に塗れ色ムラも出にくく楽で便利ですよ。
面倒でもマスキングテープによる養生は重要です。
今度は窓部を白で塗るために、窓部の周りをマスキングテープで養生します。
窓部に塗るのはアサヒペンの水性ガーデンペイントで色は「マットホワイト」です。
マットな感じのホワイトでとても気に入りました。
現地での最終組み立て
塗装してから1週間以上置いてから軽トラに載せて現地(長野県)へ運びました。
孫や娘たちに歓迎されていよいよ組立て開始です。
キレイに仕上がっています。(自己満足!)
前後左右のパネルをステンレスのボルトで固定します。
前から撮った写真です。
屋根を2枚載せました。
屋根部に縁取りと天辺部の板を取り付けて完成です!
完成後にすぐに孫と近所のお子さんが中に入って遊び始めました。
さっそく砂だらけになっていますが、孫たちが喜んでくれて良かったです。
今回キッズハウスの出入口のドアは付けませんでした。
最初はパタパタ式のドアを付けようと思ったのですが、娘からドアがあると挟まったりして危ないので、無い方が良いと言われたので省くことにしました。
結果的にこの方がシンプルで子供たちも遊びやすいようなのでドア無しで正解だと思いました。
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