私は多治見に住んでいますが、2016年6月にオープンした「多治見市モザイクタイルミュージアム」へ初めて行ってきました。
独特な外観の建物
まずはそのタイルミュージアムの外観を見た感想は
壁に何かキラキラ光る物が・・・
これは茶碗など陶器・・・いや磁器製の割れた(割った)破片が壁のあちこちにデザインとして埋め込まれています。
モザイクタイルミュージアムの設計者
このすごく特徴的な建物を設計したのは藤森照信(ふじもり てるのぶ)と言う建築家です。
話は少し脱線しますが、先日3静岡市に住む学生時代の友人から電話がありました。
年賀状のやり取りはずーっと続いていますが、電話は声を聞くのは30年ぶりです。
その電話の話の中で、彼は数年前に多治見のモザイクタイルミュージアムへ夫婦で行ったとのこと。
何と多治見に住んでいる私より早くタイルミュージアムを訪れていたのです。
そうか、彼もタイルが好きなのか・・
と思って聞いてみると、特にタイルに興味があった訳ではないとのこと。
ではなぜ・・・?
彼は建築関係の仕事に携わっており、このタイルミュージアムを設計した藤森さんが好きで藤森さんが設計した建築物をあちこち訪れているのだそうです。
モザイクタイルミュージアムについて
モザイクタイルミュージアムの開館時間
・開館時間 9時〜17時(入館は閉館の30分前まで)
・休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/3)
注意 : 土日祝日の観覧は事前の電話予約が必要です。
(新型コロナウィルスの影響です)
モザイクタイルミュージアムの入館料金
入館料は
・大人 310円
・高校生以下は無料です
・団体(20名以上) 250円
・年間パスポート 1,020円
注意:
入館料は3階、4階の展示物を観覧するための観覧料です。
1階、2階のみの場合は入館料は不要です(但し受付は必要)
モザイクタイルミュージアムの内部
この変わった形で窓も少ないモザイクタイルミュージアムですが実は4階建てなんです。
1階は体験工房とタイル、お土産販売
モザイクタイルミュージアムに入って、まず目に飛び込んで来たのは、前面タイルで覆われた自動車です。
いや〜 窓にまでモザイクタイルが貼ってあるので実用的ではないですけど、ボディーだけならいけるかも・・・
ボディーがタイルで覆われていれば永久的にワックスなどを塗らなくても水洗いだけで汚れが取れるんでしょうね。
しかし重たくなるし、まず車検に通らないですよね。
このタイル自動車は以前に多治見駅前で見た事があります。
多分モザイクタイルミュージアムオープン時に宣伝も兼ねて人の目に付く駅前に展示していたのだと思います。
ヘッドライトのところにに「かさ」、「はら」と入ってます。
これはこのモザイクタイルミュージアムが、多治見市笠原(かさはら)町にあるからです。
笠原と言えばタイルの町ですからね。
そのタイル自動車の向い側にはタイル販売所があり、その奥にはタイルを使ったコースターなどの小物を作る事が出来る「体験工房」があります。
今回私は体験工房は行いませんでした。
下の写真はタイル販売所の窓から外を見たところです。
タイルのおうちがかわいいですね。
売店では小さい様々な形のタイルを販売しています。
ビニール袋1杯分の詰め放題で500円です。
ビニール袋に「山盛り一杯」でも良いのか「すりきり一杯」なのか店員さんに聞いてみた所、レジに持ってきた時に落ちなければ良いとの事でした。
なので、ちょっと恥ずかしかったけど結構山盛りで持っていきました。
それがこちら
なんか統一感のない集め方ですね・・・
タイルを使ったお土産もここで販売しています。
結構かわいいイヤリングもありました。
4階展示室 実用及びアートタイル作品
今回私はこのタイルミュージアムは初めてなので、展示室も見て回ることにしました。
1階の受付を済ませると、観覧は4階からどうぞ といことなので階段を上がります。
階段の途中ではこの写真のようなタイルのオブジェが飾られています。
4階の展示場に着きました。
タイルを使った網のようなオブジェががまず目に付きます。
一部はこのように吹き抜けになっています。
懐かしい竈(かまど)だ!(今流行りの「鬼滅の刃」の竈門ではありません)
おばあちゃんちで見たことあるぞ!
という方もいるのでは・・・
そしてタイル張りのお風呂
私の実家も全面タイルでは無かったですがこんな感じにタイルが多く使われていました。
ちょっと段になって座るところがカラフルなモザイクタイルが使われていていいですね。
そして全面タイル張りのトイレ
実家にはなかったですが、どこかのお店で見たことがあります。
これ結構高級品なのでは・・・と思います。
3F展示室 タイルの歴史と製造方法
3Fの展示室はモザイクタイルの由来・歴史的な説明が展示されています。
モザイクタイルが実際に原料からどのように製造されるのかビデオで素人にもわかりやすく説明してくれています。
また、歴史的な建造物、東京駅に使用されていたタイルなども展示されています。
2F展示室 現代のタイルのある生活
2Fは展示室というよりも我々現代の生活にどのようにタイルが関わっているかを教えてくれます。
つまり、3Fは過去の歴史的なタイルの展示ですが、3Fは最新のタイルを知ることができます。
また、モザイクタイルシートの販売も行っています。
1Fでもタイルを販売していますが、1Fのタイルは小物用やお土産用のタイルなので小さくしかもバラで販売されています。
ここでは少し大きいタイプのモザイクタイルがシート状で販売されています。
今回私は娘から依頼された屋外用シンク台の上面に使おうと思い4シート購入しました。
均等に配置されたタイルの上に紙が貼られており、タイルを対象物に接着後にこの紙を水で濡らして剥ぎ取ります。
他によく見るのはタイルの下側に網が貼ってあるタイプです。
こちらの販売されている方にお聞きした所、施工するプロの業者はこちらの紙タイプのタイルシートを使用することが多いようです。
一方、網タイプのタイルシートはDIY向きとのこと。
私はプロではなくDIYerですが、値段的に気に入ったのでこちらにしました。
まとめ
今回初めてモザイクタイルミュージアムを訪れましたが、昔はタイルがこんなに生活に使われていたのだと改めて思いました。
・モザイクタイルミュージアムは外観が特徴的
・3階、4階には展示室があり観覧料が必要
・1階、2階のみの場合は観覧料は不要だが受付は必要
・1階には1コイン(500円)でできる体験工房がある
・かわいいタイルやお土産物も販売されている
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