娘夫婦の家のウッドデッキを製作しました。
製作というか今回は「組み立てた」と言った方が正確だと思います。
今回購入して組み立てたのがこちらのJJ-WOOD IIというウッドデッキです。
人工木ウッドデッキ 「JJ-WOOD II」 2.0間6尺 【3639×1820mm】
ウッドデッキの基礎工事
今回一番大変だったのがこの基礎工事です。
地縄張り
まず初めに行うのが 地縄張り(ぢなわばり) です。
地縄張りとはウッドデッキの位置をヒモ(縄)を張って表すことです。
今回は黄色い水糸と杭(ペグ)を使って地縄を張りました。
地縄は母屋側から張っていきます。
そして4つの角が直角になるように地縄を張っていきます。
直角にする方法はメジャーなどで対角線の距離を測り、それが同じ距離になるようにすれば直角が出たということです。
水盛り
さて次は 水盛り(みずもり) と言って水平を出す作業です。
プロの方はレーザー墨出し器などを使って水平を出しますが、DIYでそのような高価な機械を購入するのは勿体ないので、昔ながらのバケツと水とホースを使った水盛りの手法で水平を出すことにしました。
バケツに水を入れてクランプやガムテープなどでホースを固定します。
この時にホースは水の通り道なので潰さないように注意します。
そして次にホースの反対側の端を口にくわえて吸い込みます。
口の手前まで水が来るまで吸い込みます。
ホースの水位はバケツの水位と同じになります。(アルキメデスの原理だったかな?)
杭の上の方に水位がくるようにバケツの高さを板を敷くなどして調整します。
そしてホースの水の位置で木杭に印を付けます。
四隅の木杭に同じように印をつければ水平の基準ができます。
あとはこの基準をベースに束石の高さの基準とする位置に水糸を張ればOKです。
つまり最初に印を付ける水位の位置は極端に言うとどこでもいいです。
全ての杭に同じ水位で印を付けて水平の基準を出すのが目的です。
水糸を張る
ウッドデッキの土台となる束石の高さは事前に決めておきます。
そしてその束石の高さの10cm上側に水糸を張ります。
この際、最初に杭に描いた印を基準にすれば水平を保って同じ高さの水糸が張れます。
10cm高い箇所に水糸を張った理由は、束石の高さに水糸を張ると、土を掘ったり突き固めたりする作業がやり難いからです。
束石を設置
穴を掘って突き固める
束石を設置する場所を必要な深さまで掘り起こし、タンパーで突き固めます。
なお使用したタンパーはこのためにDIYで制作した物です。
両手で持ち上げてドンドンと振り下ろします。
ダンパーがある程度重さがある方が突き固めやすいです。
砕石を敷いて束石を設置
ダンパーによる突き固めが終わったら砕石を5cm〜10cmの層の厚さとなるように敷き詰めその上に束石を設置します。
ですから、穴を掘るときはその砕石の分まで深く掘る必要があります。
なお、今回は砕石の上に直接束石を設置しましたが、砕石の上にコンクリートを砕石と同じくらいの厚さで流してその上に束石を設置すると完璧です。
束石をコンクリートで固める
束石を設置したらその周りをコンクリートで固めます。
使用したのは水を入れて混ぜれば直ぐに使えるインスタントコンクリートです。
必要な物は
・インスタントコンクリート
・トロ船 ・・・ コンクリートを混ぜ合わせる容器
ホームセンターに売っています。
私もこのステンレス製の鍬を購入して使ってみましたが、意外に軽くて使いやすいのと、ステンレスなので洗い易く後片付けが楽です。
しかも錆びにくいのでおすすめです。
このステンレス製の手鍬は買って良かったと思いました。
鉄のスコップとかでは重いし使いにくい上に錆びやすいので手入れが面倒です。
全ての束石の周りにコンクリートを流し込んで暫くおいて乾燥してきてから、土をかけます。
今回は1日で作業を終えたかったので早く固まるコンクリートを使用しました。
ウッドデッキの組み立て
幕板取付金具を取付け
まずは大引の両端部に幕板を取り付けるための金具固定します。
タッピングスクリューなので下穴は不要ですが、インパクトドライバーが必須です。
私は普段はドライバードリルで事足りているので、インパクトドライバーは必要な時にホームセンターでレンタルします。
今まではカーマホームセンターで工具をレンタルすることが多かったのですが、今回は無料でレンタル工具が手に入るという情報を知ったので試してみました。
その記事がこちら
ホームセンターで材料のカット料金やレンタル電動工具を無料(タダ)にする方法
ホームセンターで木材をカットしてもらうと通常1カットにつき30円から50円かかります。 タジ源 今回はこれをタダ(無料)でカットしてもらう方法を紹介します。 ついでにインパクトドライバーなどのレンタル電動工具も実際に無[…]
金具の位置は後で調整して固定するので、この時点ではスクリューは完全に締め付けないようにします。
位置を調整できるように金具は長穴になっています。
一番手前(家側から一番遠い方)の大引には更に前面の幕板を取り付けるための金具を取り付けます。
束柱の高さ調整
ウッドデッキの高さを最後に上に取り付ける床板の厚さも考慮してあらかじめ決めておきます。
今回のウッドデッキのキットは束柱(脚の部分)の高さ調整ができるタイプなので束石の高さがそれぞれ多少違っていても問題ありません。
全ての束柱の高さ調整が完了しました。
結構形になってきました!
この時点では束柱と束石は固定されていません。
束柱を束石にネジ止め
コンクリートに下穴をあけて束柱を固定します。
ここで必要になるのが、振動ドリルとコンクリート用ドリルビットです。
振動ドリルはインパクトドライバーと一緒にバローホームセンターで無料でレンタルしました。
ドリルビットは自分で購入する必要があるためノンスリップドリルというコンクリート用のドリルビットを購入しました。
ドリル径はウッドデッキの説明書通りの4.3mmを購入しました。
振動ドリルは結構音が大きいので、日が暮れる前に終えないとまずいなと思いました。
下穴があいたので、束柱と束石を付属のL字形のアングルとコンクリート用ビスで固定します。
ウッドデッキの床板貼り
そしていよいよ床板を貼っていきます。
先ずは床板を仮置きして左右両端の出っ張り具合を確認します。
このウッドデッキJJ-WOOD IIは、床板の側面の溝にプラスチックの床板固定具を引っ掛けてその固定具を大引にネジ止めします。
つまり床板を通してねじ止めする訳ではないので、床板に穴をあけることなく固定できる優れものです。
通常の天然木のウッドデッキでは床板の表面にコースレッド(スクリュー)の頭が見えていますが、このウッドデッキではそれが無いのでスッキリして見えますね。
幕板の取り付け
床板を張り終えたら最後は幕板の取り付けです。
幕板は床板のように両面とも平らではなく、内側の上面部が飛び出ています。
この飛び出た部分を床板に引っ掛けるようになっています。
まずはウッドデッキの左右の幕板をタップスクリューで幕板取り付け金具に固定します。
次に正面の幕板の取り付けです。
トラブル発生!
しかし、ここで問題発生!
床板の端面と幕板取り付け金具が同一面になっていないことに気が付きました。
なぜ?
説明書を読み返してみると、正面の幕板取り付け金具の面と床板の端面が合うように一番手前の大引の位置や床板の位置を調整して設置しなければいけなかったのにそこを見落としていました。
私の頭の中では、大引の両端に取り付けた幕板取り付け金具と同様に後でスライドして位置調整すれば良いと思い込んでいたのですが、
大引の側面に取り付けた幕板取り付け金具はもう固定されて調整できないのでした。
解決策としてその段差分の厚さの板を幕板と金具の間にかますことにしました。
さっそく娘婿に頼みホームセンターでその段差に近い厚さのヒノキを購入してきてもらいました。
購入したヒノキ板を両面テープで貼り付けてこれでOK!
と思ったのですが・・・
第二の問題発生!
ヒノキ板を幕板と金具の間にかました事により、付属のスクリューでは長さが足りなくなってしまったのです。
またホームセンターに行って長いタップスクリューを買いに行くのも大変なので、娘婿に後日買ってきてもらうことにしました。
そして前面の幕板と角に幕板コーナーキャップを取り付ければ完成です。
という訳で私の出番はここまで
基礎工事は大変でしたが、ウッドデッキの組み立て自体は難しいことはなく説明書通り作業すれば楽しく完成させることが出来ました。
ちなみにウッドデッキの向こうに見えるキッズハウスも私タジ源が孫娘にせがまれて製作したものです。
また、記事にしますのでお楽しみに(^^♪
あなたの家にもウッドデッキ いかがですか?
ウッドデッキのサイズもいろいろありで自宅の庭にあったサイズが選べます。
天然木のウッドデッキは肌触りもよく好きですが、娘の希望はメインテナンスフリーだったのでこの人工木のウッドデッキにしました。
出来上がりを見ても正解だったと思っています。
人工木ウッドデッキ 「JJ-WOOD II」 2.0間6尺 【3639×1820mm】
DIYでウッドデッキを製作するための実践マニュアル
今回、タジ源が実践したウッドデッキ製作を紹介しましたが、正直なところ初めての挑戦でしたので、これからDIYでウッドデッキ製作に挑戦しようと考えられている方にきちんと伝えられたか自信がありません。
タジ源が製作したのは人工木材の購入品なので説明書も付いておりますので、それに従って組み立てれば完成します。
(基礎の土台は自分で設置する必要がありますが)
しかし、やはりイペなどハードウッドなど本物の木材でウッドデッキを製作したいという方には今回の記事では物足りないはず。
おすすめのウッドデッキ実践マニュアル
そこでDIYでウッドデッキを製作する実践マニュアルを紹介します。
それが → ウッドデッキ実践マニュアルです。
この実践マニュアルは直ぐにダウンロードできるPDFだけでなく、DVD(マニュアル解説動画)や印刷冊子も付いているので、ウッドデッキ製作が初めてという方でも分かり易くウッドデッキが設置できます。
なお、180日間で実践してもできなかった場合は商品代金が全額返金されるシステムなので安心ですよ。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
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