初孫のためにままごとキッチンをDIYで自作 (その2) 背板・側板製作編

背板などを一枚板にするか板を接いで製作するか。

ままごとキッチンに限った事ではないですが、広い板が必要な時にいつもどちらで作ろうか迷います。

一枚板といっても、無垢の一枚板ではなく集成材ですが、やはり価格が高いです。
前回作った時と同様に板厚15mm、幅90mm、長さ2mの赤松材を接いで製作したいと思います。

因みに板を接(は)ぐとは、何枚かの板を並べて幅の広い板にすることです。

背板の高さは900mm、幅は600mmです。
90mmの幅の板を7枚接(は)いで製作します。
単純計算すると90mmx7枚=630mmになりますが、実際は板の側面に鉋掛けをしますので、ちょうど良い寸法だと思います。

背板

さて板を接ぐ方法ですが、継ぎ手で接ぐ方法、ダボで接ぐ方法、ビスケットジョイントにより接ぐ方法、などがありますが、今回行った方法は「イモ継ぎ」という方法です。
イモ継ぎとは単純に接着剤で接着するだけという方法です。

一番簡単ですが、一番弱い接ぎ方です。
しかし、この背板は棚や天板そして上面の棚とも固定されるので、組み立てた後で接いだ板が分解してしまうことはまず起きないと思います。
従って一番簡単なイモ継ぎにしました。

側板についても同様にイモ継ぎとしました。
こちらも背板と同様な理由で組み立て後に分解してしまう恐れはないのでイモ継ぎにしました。
下の方に横に走っている角材がありますが、この上に棚を置きます。

そして中に付ける棚2枚です。
こちらも同様にイモ継ぎで接着しました。

イモ継ぎで注意すべき点は

・接ぐ板同士の面ができるだけ隙間が無いように仕上げることです。
接着だけでネジとかは使用しないので隙間があると接着しません。
多少の隙間であれば接着剤を塗って貼り合わせた後、クランプで締めればギャップはうまりますが、あまりに大きな隙間を無理にクランプで締め上げると、後で変形が発生したりするからです。

・接着後クランプで締めた時にはみ出てきたボンドは直ぐに濡れた布などで拭き取ります。
ボンドがはみ出たまま乾くと塗装がそこにのらないからです。

・できるだけ木目などがきれいな面を見える側にします。
棚であれば上側にきれいな面がくるようにセットして接着します。
しかも同じ様な色合いで並べるのもオススメです。
少し離れて見るとまるで一枚板の様に見えるときがあります。

次回は「天板の製作」について記載したいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございます!

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