DIY初心者のジグソーの選び方とおすすめ12選

最新のジグソーに買い替えたいと思っているタジ源です。
ジグソーは手軽に木材を切断できる便利な電動工具です。
しかも木材だけでなく刃(ブレード)を交換することで金属やプラスチックなどもカットすることができます。
ここではDIY初心者の方におすすめのジグソーを紹介したいと思います。

ジグソーとは?

ジグソーは電動で木材などを切断できる電動工具です。

ブレードと呼ばれる小さなノコギリのような刃が上下に動いて材料を切断していきます。工具は他にも丸鋸などがありますが、丸ノコに比べて比較的安全なのでDIY女子など女性の方にもおすすめです。

ジグソーのブレード(刃)の種類

取り付け部の形状によりストレートな「スタンダードタイプ」とT字型をした「Bタイプ」の2種類があります。

注意 : 交換用ブレードを購入の際はジグソー購入時に付属していたブレードの形状をよく確認してから購入しましょう。

Bタイプのブレード

Bタイプは取付部の途中に出っ張りがあり”Tタイプ”とも呼ばれています。

Bタイプの”B”はドイツの有名な工具メーカー「BOSCH(ボッシュ)」社の頭文字を取って付けられたと言われています。
日本のマキタ、リョービ、HIKOKI(旧 日立工機)などの国内主要メーカーもこのBタイプの規格に合わせておりメーカー間の互換性はあります。

工具が不要でワンタッチでブレードを交換できるジグソーが採用しているのはこのBタイプです。

スタンダードタイプのブレード

スタンダードタイプは、取り付け部にTタイプのような突起が無くまっすぐな形状になっています。

ブレードの取り付け部をジグソー本体のブレードクランプに差し込んでネジやボルトで固定します。

このタイプにはブレードに穴があいているタイプもあり、これは穴にネジを貫通させて固定する方式です。

各材料に対応したブレード

ジグソーはブレード(刃)を交換することで金属や新建材も切断できます。

上の写真では、右上から順番に
・木工円切用ブレード
・合板用ブレード
・新建材用ブレード
・木工用ブレード
・鉄工用ブレード
です。

一口メモ : 「ジグソーパズル」はもともとJIGSAW(糸鋸)で木の板を切ってパズルを作ったことから名前が付けられたようです。

ジグソーの選び方

ブレード(刃)の交換はワンタッチ式がおすすめ

ブレードの交換には次の2つのタイプがあります。

1.工具レスタイプ : 工具不要でワンタッチでブレードを交換できるタイプ

2.六角レンチなどの工具が必要なタイプ

タジ源が使用しているジグソーは六角レンチを使用するタイプです。
ブレード交換時だけでなく、使用前、使用後の片付け時もブレードを取り外す必要があるので結構面倒です。
「工具レスタイプ」をおすすめします。

電源コード式と充電式どちらを選ぶべき?

タジ源が使用しているジグソーはコード式ですが最近は充電式も充実してきています。
どちらを選ぶかはあなたの作業環境から決めましょう。

コード式をおすすめめしたい方
・作業は主に屋内の電源コンセントが設置されている場所で作業する
・いつもフルパワーで使いたい
・機能的の差が無ければ価格が安い方が良い

充電式(コードレス)をおすすめしたい方
・屋外など電源コンセントが無い場所で作業することが多い
・作業中に電源コードがジャマになるのでコードレスが良い

付いていると便利な機能

必ず必須という訳ではありませんが、付いていると便利な機能の紹介です。

オービタル機能(機構)

オービタル機能の付いていないジグソーのブレード(刃)は上下運動だけですが、オービタル機能が付いていると上下運動に加えて”前後の運動“もプラスされます。

“上下”と”前後”が組み合わさりブレードが楕円形の軌道を描きながら(しゃくる様な感じ)切断していきます。

一般的に左の写真のように4段階に調整でき、”0″はオービタル機能なし、”Ⅰ”から”Ⅲ”に向かってオービタル機能の前後運動が大きくなる設定になっています。

◆ オービタル機能のメリット ・・・オービタル機能を使うと切断スピードが上がり早く材料を切断することができます。
◆ オービタル機能のデメリット・・・オービタル機能ONにすると切断スピードがアップする反面、切断面が荒くなります。
つまりオービタル機能の使い分けとしては、切断面が荒くても早く切りたい場合は”ON”、切断面をきれいに仕上げたい場合や金属の切断、曲線切りの場合は”OFF”をおすすめします。

切断線ガイド

刃の前方に切断線ガイドが付いているとを付けなくてもこの案内板があるだけで結構ブレずに直線カットが可能です。

「ブロア機能」で切粉を吹き飛ばす

あらためて上の写真を見て下さい。
ブロアー機能が付いていると切断時に出る切粉を風で吹き飛ばしてくれるので、墨線がハッキリ確認できます。
タジ源が現在使っているジグソーはこのブロアー機能が無いので、自分の口で「ふう~!ふう~!!」と吹き飛ばしています。
これ結構疲れるし手元のブレにもつながるんですよね・・・ブロア機能欲しいです。

用途別おすすめのジグソー12選

価格が安い入門機ジグソーのおすすめ4選

 第1位  MJ-50A リョービ(RYOBI) 

リョービのMJ-50Aはオービタル機能などは付いていませんが、扱いやすくDIY初心者の方におすすめのジグソーです。
やはりDIY初心者の方には機能充実よりもシンプルで軽く使いやすいジグソーをおすすめします。
◆ 切断能力は木材 50mm  軟鋼板 3mm
◆ 回転数:3,200 rpm
◆ ストローク:18 mm
◆ 消費電力:300W
◆ 重量:1.3 kg
◆ 最安値:4,980円(2022年1月29日調査時点)

 第2位  KS701PE-JP ブラックアンドデッカー 

Black + Deckerの人気のジグソーです。
ワンタッチブレード交換式とオービタル機能が付いています。
カウンターバランス機構で低振動を実現しています。
◆ 切断能力は木材 70mm  軟鋼板 5mm
◆ 回転数:0~3,000 rpm
◆ ストローク:19 mm
◆ 消費電力:520W
◆ 重量:1.9 kg
◆ 最安値:4,979円(2022年1月29日調査時点)

 第3位  PJS02A メーカー:DSF 

この価格でワンタッチブレード交換式。
800Wとパワーもあり木材は100mmまで切断加工。
しかも、レーザーガイドLEDライトもついて機能充実。
少し大きめで重量があるのがマイナス面。
◆ 切断能力は木材 100mm  軟鋼板 10mm
◆ 回転数:800~3,000 rpm
◆ ストローク:22 mm
◆ 消費電力:800W
◆ 重量:1.9 kg
◆ 最安値:5,399円(2022年1月29日調査時点)

 第4位  JSW-100sc メーカー: 高克 EARTH MAN

この価格でワンタッチブレード交換式、オービタル機構、ブロア機能付き!
少し重いのが難点ですが。
◆ 切断能力は木材 63mm  軟鋼板 7mm
◆ 回転数:1,500~2,800 rpm
◆ ストローク:18 mm
◆ 消費電力:500W
◆ 重量:2.1 kg
◆ 最安値:4,935円(2022年1月29日調査時点)

安心メーカーのジグソーおすすめ4選

 第1位  PST800PEL メーカー: BOSH(ボッシュ)

高機能なうえにコンパクトとバランスが良く使いやすいおすすめのジグソーです。
オービタル機能、ブロア機能、切断線ガイドなど機能が充実しています。
◆ 切断能力は木材 80mm  軟鋼板 5mm
◆ 回転数:500~3,000 rpm
◆ ストローク:20 mm
◆ 消費電力:530W
◆ 重量:1.9 kg
◆ 最安値:7,918円(2022年1月29日調査時点)

資金的に余裕のある方は上位機種のPST-1000PELもおすすめです。
パワーアップで切断能力が向上しています。

 第2位  J-6500VDL メーカー: リョービ(京セラ)

私、タジ源が使用しているリョービのJ-6500Vの上位機種です。
J-6500Vとの違いは、ブレード交換がJ-6500Vは六角レンチが必要なのに対して、J-6500VDLは工具不要のワンタッチ式です。
また、ベースプレートが鉄製から精度の良いアルミ製に変わっています。
オービタル機能付きです。ブロア機能は付いていません。
◆ 切断能力は木材 65mm  軟鋼板 6mm
◆ 回転数:0~3,000 rpm
◆ ストローク:20 mm
◆ 消費電力:400W
◆ 重量:1.8 kg
◆ 最安値:9,237円(2022年1月29日調査時点)

タジ源の使用しているJ-6500Vはこちら↓
J-6500VDLに比べて価格が安いので、ブレード交換がワンタッチ式でなくても良いという方にはおすすめです!

 第3位  ‎M421 メーカー: マキタ(Makita)

安心の一流ブランド マキタのジグソーです。
品質的に間違いなく末永く使用できるジグソーであることに間違いありません。

3位にした理由はこのサイトはDIY初心者用に記載していますので、ワンタッチでブレード交換ができる2機種を上位にしました。
オービタル機能付きです。
◆ 切断能力は木材 65mm  軟鋼板 6mm
◆ 回転数:0~3,100 rpm
◆ ストローク:18 mm
◆ 消費電力:450W
◆ 重量:1.9 kg
◆ 最安値:8,541円(2022年1月29日調査時点)

 第4位  FCJ65V3 メーカー: HIKOKI(旧 日立工機)

HIKOKIは以前は日立工機という会社名でしたが変更になりました。
最近は芸能人のヒロミさんがHIKOKIのCCO(チーフ コミュニケーション オフィサー)に就任して話題になりましたね。
オービタル機能やワンタッチブレード交換は付いておらずシンプルなジグソーです。
◆ 切断能力は木材 65mm  軟鋼板 6mm
◆ 回転数:0~3,000 rpm
◆ ストローク:18 mm
◆ 消費電力:400W
◆ 重量:1.5 kg
◆ 最安値:8,019円(2022年1月29日調査時点)

充電式ジグソーのおすすめ4選

屋外など電源コンセントが無い場所で使用することが多いという方や、作業中にコードが邪魔になるという方には充電式ジグソーがおすすめです。

バッテリー付きでも比較的軽いジグソーを選定しました。
記載の価格と重量はバッテリー込みの数値です。
 第1位  JV101DSH メーカー: マキタ(Makita)

充電式ジグソーの購入は一流メーカーをおすすめします。
やはりおすすめはマキタ製です。
値段はそれなりにしますが、2万円以下でおすすめの充電式ジグソーがこのJV101DSHです。
オービタル機能付き、キャリングケース付き。

◆ 切断能力は木材 65mm  軟鋼板 2mm
◆ 回転数:0~2,900 rpm
◆ ストローク:18 mm
◆ 電圧:10.8V(リチウムイオンバッテリー)
◆ 重量:1.7 kg
◆ 最安値:17,265円(2022年1月29日調査時点)

 第2位  PST18LIN メーカー: ボッシュ(BOSH)

上記マキタのジグソーと比べて18Vと強力なので切断能力はこちらの方が高いです。
しかし、その分重量が少し重くなっています。
オービタル機能はもちろん、ワンタッチブレード交換機能、切断線ガイド、キャリングケース付きです。
◆ 切断能力は木材 80mm  軟鋼板 5mm
◆ 回転数:0~2,400 rpm
◆ ストローク:20 mm
◆ 電圧:18V(リチウムイオンバッテリー)
◆ 重量:1.9 kg
◆ 最安値:17,556円(2022年1月29日調査時点)

 第3位  LCJ777-1 メーカー: TOOLS life

20Vのパワフルな充電式ジグソーです。
オービタル機能はもちろん、ワンタッチブレード交換機能、LEDライト、キャリングケース付きです。
マキタやボッシュのような有名メーカーではありませんが1万円を切る価格でこのスペックは凄い!
◆ 切断能力は木材 80mm  軟鋼板 5mm
◆ 回転数:0~2,700 rpm
◆ ストローク:20 mm
◆ 電圧:20V(リチウムイオンバッテリー)
◆ 重量:1.66 kg
◆ 最安値:9,580円(2022年1月29日調査時点)

 第4位  JJS101 メーカー: アイリスオーヤマ

この価格でオービタル機能、ワンタッチブレード交換機能付きです。
キャリングケースは付属していません。
他の10.8Vのアイリスオーヤマの電動工具や園芸機械シリーズのバッテリーと使いまわしが可能です。
また、同じシリーズで18Vのジグソーもあります。

◆ 切断能力は木材 45mm  銅材 5mm
◆ 回転数:0~2,500 rpm
◆ ストローク:20 mm
◆ 電圧:10.8V(リチウムイオンバッテリー)
◆ 重量:1.6 kg
◆ 最安値:8,180円(2022年1月29日調査時点)

ジグソーの使い方

タジ源が材料のカットに使用する工具はノコギリがメインです。
理由は手軽であることと音が静かであるためです。

ではジグソーを使用する時はどういった場合かと言いますと、
早くカットしたい時と、曲線をカットする時です。

下の写真が私が使用しているジグソー リョービの J-6500V です。

真っ直ぐなカットはガイド定規を使用

ほとんどのジグソーには直線を真っすぐ切断するためにガイド定規が付属しています。
このガイド定規を使って切断すると真っ直ぐにカットすることが可能です。
ガイド定規は、機種により「平行定規」とか「側面案内定規」などと呼ばれています。
ジグソーのガイド

曲線部のカット

下の写真は先日ままごとキッチンのサイドパネルの下側をカットした時のものです。
曲線のカットには「木工円切り用」ブレードを使います。
円切り用ブレードは通常のブレードに比べて幅が狭いです。
刃の幅が広いときついカーブを曲がりきれないからです。


くり抜き加工

通常ジグソーは材料の端からカットしていきますが、材料をくり抜きたい時もありますよね。
例えば下の写真の様にハート型をくり抜きたいなど。

こういった場合はハートの内側にジグソーブレードが入る大きさの穴をドリルであけます。
そしてその穴から「木工円切り用」ブレードをセットしたジグソーでカットしていきます。
その時、墨線のチョット内側を狙う感じでカットすることをおすすめします。
ジグソーでカット後に紙ヤスリなどで仕上げをするためです。

ハート型くり抜き

ハート型のくり抜きについては、こちらの記事で詳しく記載しています 木板をハート形にくり貫く方法

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ハート型くり抜き

人気のジグソーのランキングチェック

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購入時の参考になりますが、選定基準はあくまで自分の使い方に合わせて決めましょう。

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ジグソーのまとめ

・ジグソーはブレード(刃)を交換することで様々な材料を切断できる。
・ブレードにはBタイプとスタンダードタイプがある
・ブレードをワンタッチで交換できるタイプが楽でおすすめ
・電源コードタイプか充電タイプかは自分の作業環境で決めよう
・オービタル機構は早い切断が可能だが切断面は荒い
・ジグソーを使う頻度が少ない方は入門機がおすすめ
・頻繁にジグソーを使う予定の方は安心のメーカー品がおすすめ

最後に一言
2022年も現時点では2021年と基本的におすすめのジグソーは大きく変わっていません。
もちろん新しい電動工具の方が改良されているのは間違いないと思いますが、購入するときの基準は自分がどのような作業環境で何をどのようにカットする場合がメインかということにかかってくると思います。
ランキングでどの機種が人気あるジグソーはチェックできますが、購入時は自分の使う目的をよく考えて選定しましょう♪

最後までお読みいただきましてありがとうございます!

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