合板の小口処理 切り口をキレイに見せる方法

小口テープ

DIYで使う木材は2×4や杉、松、ヒノキなどの無垢材の他に集成材や合板がありますね。
合板は大きな面積を確保できるので、棚を作る時などに便利です。
しかし、合板はベニヤ板を重ねて接着するので小口(端面)の見栄えが良くないです。

そこで、今回は合板の小口をキレイに見せる方法を紹介致します。

方法1 小口テープを合板に貼る

一番手っ取り早いのが木目調の小口テープを購入して小口に貼ることです。
小口テープには接着剤が塗ってあり貼るだけなのですごく簡単です。

小口テープの種類

小口テープ(突板テープとも言う)には天然木材から作製したテープと樹脂製のテープがあります。

樹脂製の小口テープ

樹脂製の小口テープの利点は木目調の種類が豊富なことです。
合板の仕上がりカラーに合わせて小口テープを選ぶことができます。

天然木の小口テープ

こちらは贋物ではなく本当の天然木で作った小口テープです。(突板テープとも言われます。)
やはり天然木なので肌触りが樹脂製よりもいいですね。
樹脂製と比べると種類が少ないですが、実際合板に貼る上でそんなに種類は必要ありません。
個人的には「シナ」と「ラワン」で十分。
必要に応じてペイントすれば良いと思います。

小口テープをキレイに貼る方法

小口テープは様々な幅が揃っているので、貼りたい合板の板厚にピッタリの幅の小口テープもあると思います。

しかし、短い長さであればピッタリサイズの小口テープでもキレイに貼れますが、長いとどうしてもテープがズレたりして上手に貼れません

小口テープを上手に貼るコツは、貼りたい合板の厚さよりも5mm以上幅の広い小口テープを貼り、余分な部分を後でカッターなどで切るという方法です。

方法2 小口に貼る木材シート自作する

これは先ほど紹介した天然木の小口テープを自分で作るイメージです。

木材からの切り出し

木材から約2mmくらいの厚さで木材シートを切り出します。

この写真は丸ノコを使って1×4材の端部を切り出して作製しました。
丸ノコで真っ直ぐカットするために必須な治具は自作しました。

タジ源
手ノコでも作製できますが、これだけの本数を切り出すのは根気がいります・・・

合板の小口処理

制作した1本を合板に貼ります。
今回の合板はリビング用の棚で使う棚板です。
合板の小口処理

切り出した木材シートを合板に接着

切り出した木材シートは購入した小口テープと違い接着剤を使って貼り付ける必要があります。
普通に木工ボンドでOKです。
当て木をしてクランプしてしっかり接着させます。
合板の小口処理

合板からはみ出た部分をカット

そして合板からはみ出した部分を切り取ります。
テープの場合はカッターで切れますが、天然木で少し厚みがあるので、カッターでは厳しいです。
そこで活躍するのがZライフソー クラフト145のようなアサリ無しのノコギリです。
アサリが無い(刃が左右にはみ出していない)ので、合板の面に沿ってノコギリを引けば合板の面を傷つけることなく、はみ出た部分だけを切り取る事ができます。
合板の小口処理

棚板合板の小口処理完成です。
結構キレイに仕上がって満足です。
合板の小口処理

小口処理のまとめ

合板の小口をキレイに見せるには小口テープを貼りましょう。
小口テープには樹脂製と天然木製があります。
木材を薄くカットすることで天然木の木材シートを自作することも可能。
手間を掛けずに気軽に使える小口テープはおすすめです!

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