DIYで穴あけをする時に、貫通ではなく途中で止めたい場面がありませんか?
私も何度かそのような時があり、普通のドリルで途中で止めて座グリを作ってみたのですが、座面が荒れてきたなくなってしまいます。
普通のドリルで座グリをした場合
普通のドリルは先端が平らな面になっていないので、どうしても座面の中心側が凹んでいたり逆に出っぱったりしてキレイな座面になりません。
それに座グリを付けるということは、座グリ面にボルトの頭などが入る訳です。
そのためドリル径としてはボルトのサイズにもよりますが最低12mm以上は必要になると思います。
12mmや15mmのボルトって結構太く、ドリルで穴あけする時も振動もありちょっと怖い感じがします。
トリプルカッターならキレイな座面に加工できる
私が見つけた便利なカッターはSTAR-M(スターエム)のトリプルカッターです。
購入するトリプルカッターの径を決める
トリプルカッターにはさまざま径が用意されています。
小さいものでは直径10mm、大きいものでは30mmの径のトリプルカッターもあります。
私が今回購入したトリプルカッターは直径15mmです。
理由は今回の座グリの目的はM6のボルト頭を部材に収めるためです。
しかし、ボルトにバネ座金(スプリングワッシャー)と平座金を付けて締めるので、穴の大きさは1番大きい平座金の直径に合わす必要があります。
M6の平座金の直径が約13mmなので、座グリ径を15mmと決め15mmのトリプルカッターを購入しました。
トリプルカッターでできる加工
このカッターの凄いところは、切れ味が良いことは勿論、いろいろな穴あけが可能なのです。
・貫通穴
・止め穴(座グリ)
・アール穴
・連続穴(ホゾ穴)
・半円穴
・斜め穴
こちらのスターエムの動画はこの6種類の穴あけを実演しているので大変分かりやすいです。
トリプルカッターの試し削りをしてみた
余った木材を使って実際に座グリ穴をあけてみます。
先ほどの動画のようにサクサクサクっと削っていく感じが気持ちいいです。
やはり刃物は切れ味が命!ですね。
ご覧のように平らでキレイな座面に仕上げることができました。
そしてトリプルカッターであけた穴の中心を使い今度は直径6.5の貫通穴をあけます。
座グリの外径は平座金の大きさにちょうど良く、深さはボルトの頭が材料の表面と合っておりバッチリです!
トリプルカッターによる座グリの実践例
実際に孫娘のために製作中のキッズハウスに使ってみました。
このキッズハウスは室内用ではなく屋外に設置する予定です。
そのためボルトはステンレスにしました。
座グリをつけた理由はボルト頭が出っ張っていると子供たちの服が引っかかったりして危ないからです。
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