DIY初心者におすすめの工具と道具

鉋
タジ源
DIYが初めてという方はどんな工具をそろえたら良いのか迷いますよね。
親方
そうじゃな、必要な工具や道具は自分が何を作りたいかによって変わってくるんじゃ

確かに親方が言われるようにDIYで何を作るかによって必要な工具も変わってくると思いますが、DIY木工をする上で最低限これだけは揃えておいた方が良いという工具や道具があります。
まずはその辺りから紹介していきたいと思います。

最初に準備したい工具

家にあれば新しく購入しなくてもOKです。
プラスのドライバーや金槌などはどこの家にもあるのではないでしょうか。

1. スコヤ

直角の精度をチェックするのに使います。
木工の組立において直角はすごく大事です。
直角が出ていない部品で組み立てると歪んだ形になってしまうからです。
なので、材料の切り出しから直角に気を付けて切断します。

2. コンベックス(巻尺)

長さを測るための道具です。
普通どの家にも1つくらいはあるのではないでしょうか。
最近は100円均一の物でもある程度精度は良いようですが、どうせ購入するのであればJIS規格1級品を購入しましょう。
そんなに高価なものでもないので。

こちらのコンベックスはJIS 1級ですが価格は764円です。
幅19mm×長さ5.5m タイプです。
引っ掛ける爪の箇所に強力なマグネットが付いているので一人で楽に測定できます!

因みに、コンベックスと巻尺の違いですが、コンベックスは巻尺の一種ですが計測部が金属製で断面が直線ではなく湾曲しています。一般的なu巻尺は目盛を付けた計測部がビニルや布でできている。

3. 鋸(ノコギリ)

木材など材料を切断するための工具です。
ホームセンターで木材を購入してその場でカットしてもらうので自分ではカットしないという方は必要ないかもしれません。
しかし、チョット長すぎたのでカットしたいとかいう場合も多々あるのでノコギリの1本はそろえておきたいところです。

私のおすすめは自分が使用しているライフソー 9寸目です。

もう1つ上げるならこちらゼットソーIII265です。

ノコギリの選び方は「(ノコギリ(鋸)の選び方」のページに詳しく書きました。

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ソーガイド

4. プラスドライバー

ネジを締めるための工具です。
一般的にはNO.1、NO.2、NO,3の3種類あれば大丈夫です。
100円均一の商品でも問題ないと思います。

こちらNO.2のドライバーです。
凡その木工用のスクリューはこれで事足ります。
小さいスクリューの場合はNO.1が必要になります。
キチンと合ったドライバーを使わないとネジの頭の溝をナメてしまいます。
締める時にナメてしまった場合はスクリューを交換すれば良いのですが、緩める時にナメてしまうとスクリューが外れずに大変なことのなってしまいます。

5. 金槌(ハンマー)

釘を打ったりする工具です。
こちらも釘を打つくらいの用途であれば100円均一の商品でも問題ないかと思います。


6. 電動ドリルドライバー(又は電気ドリル)

穴をあけたりネジを締めたりする工具です。
穴明けすることは結構頻繁にありますので、このリストの中では一番価格が高いですが是非揃えたい道具です。

穴明けだけであれば電気ドリルで十分ですが、電動ドリルドライバーであればネジの締め・緩めも行う事が出来ます。
ネジの本数が多い時は本当に便利です。手で締めていては腱鞘炎になりそうな時もあるので。

インパクトドライバーというのもありますが、こちらは穴明けには向いていません。
堅い木へのネジ打ちや長いネジを打つ時には衝撃によりぐいぐいねじ込んでくれますが穴明けには向いていません。

おすすめのドリルドライバーはズバリ私が使っている「リョービ ドライバードリル CDD-1020」です。
本当に使いやすくて丈夫です。
今は私が買った時に比べて価格が下がったようです。

私は野外で使う予定がない限り充電式ではなくコード式をおすすめしています。

理由は使いたい時にフルの状態で使用できるからです。

電動ドリルドライバーの選び方は「電動ドリルドライバーの選び方」に詳しく書きました。

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電動ドライバードリル

7. ドリルセット

ドリルドライバーや電気ドリルだけ買っても当然ですがドリルを用意しなくては穴はあけることが出来ません。

良く使うドリルは6mm、8mm、10mmくらいで、下穴として2mmや3mmのドリルも使用します。
従ってこれらを含んだドリルセットを購入すればOKです。
ホームセンターに普通に売っております。(木工用です。間違って鉄鋼用を購入しないようにしましょう)

こちらは2mmから10mmまで揃ったセットです。
セットなので価格は安いです。

但しセット品は安いですがやはり切れ味は値段相応です。
DIYを始めたばかりの時は分かりませんが、しばらく続けていると自分がよく使うドリルの径が分かってきます。
その頻繁に使用するドリルは別途単体のドリルを購入する事をおすすめします。やはり切れ味が違うのであけた穴がキレイです。私は8mmと10mmを買い足しました。

やはりセットのドリルに比べてキレイな穴をあけることができます。

8. 接着剤、ネジ、釘 など

接着剤は一般的なコニシ株式会社の木工ボンドです。
私は速乾性ボンドを使用しています。
100円均一ショップにもおいてありますが、ホームセンターにある大きめのボンドや詰め替えボンドの方が割安だと思います。
(計算した訳ではありませんが・・・。)

ネジで良く使用するのは下穴をあけなくても木が割れにくいというスリムビスです。
長さは25mm、30mm、35mmの3種類くらいをそろえておけば良いかと思います。
製作するものによってもっと長いネジが必要になればその都度購入すれば良いと思います。

 

釘は私はあまり使用しませんが、細くて短いものと少し太いものを2種類ほど用意しています。
締め付けるという意味ではやはりネジの方が強力ですから。

DIYライフを更に楽しくさせる工具と道具

ちょっとした道具が一つ増えただけで、DIYがグーンと楽しくしかもスピーディーになった経験がタジ源にはあります。
快適なDIYライフを楽しむために徐々に道具を揃えていきましょう。

ソーガイド(saw guide)

木材を正確な角度で切りたい時に使うノコギリ(saw)のガイド(guide)です。
切り口が斜めになっていても問題ない・・・という個所に使う分にはガイドは不要ですが、カットしてそれを組み立てるとなるとやはり正確なカットが大切です。
いろいろな種類がありますが、私が使っていてオススメなのがゼットソーのソーガイドです。

Z ソーガイド ベスト ← 一押し

新しく発売されたソーガイドです。

タジ源
従来のソーガイドとの違いはコレ
・アルミ製で軽い
・90度と45度の切り替えが簡単にできる

私が使用しているソーガイドはスチール製です。
アルミ製はやはり軽いので取り扱いが楽です。
なお、本体はアルミ製ですがノコギリの刃があたるプレートはスチール製です。
アルミのプレートだと擦り減ってしまいますからね。

また90°から45°への変更が金具を追加するだけなので段取り替えが簡単です。

このセットの特徴はノコギリの刃が通常刃(265)と精密刃(175mm)の2種類の刃が付いていることです。

Z ソーガイドセット ← 二押し

こちらは直角(90°)と水平45°及び傾斜45°に固定できるソーガイドとライフソーのセットです。
ライフソーはこのソーガイド専用に開発されたノコギリなので当然相性はバツグン。
私が使用しているのは次に紹介するソーガイドFという角度がフリーで調整できるガイドなんですが、お恥ずかしい話 今まで90°と45°以外で使用したことがないんです。

タジ源
いやー 実際90°と45°以外の角度でカットすることはあまりないかと思います。プロではないし・・・

という訳で価格もお手頃なこちらをNO.1オススメとしました。

Z ソーガイドFセット ← 三押し

こちらが私が使用しているソーガイドとライフソーのセットです。
水平、傾斜ともに90°~45°まで自由な角度に合わせることができます。

(参考)Z ソーガイド及びソーガイドFを購入すると簡単木工作図ソフト「もでりんV3」のライセンス証が付いてきます。
とっても直感的で使いやすいソフトですよ。

マイターボックス

木材をこのボックスに通してガイドに沿って切るという簡単で使いやすいガイドです。
2×4材や1×4材の加工に適しています。
私も同じタイプのマイスターボックスを持っていますが、こちらは更に進化していて付属のピンを回すことで簡単に木材を固定できるという優れものです。

曲尺(かねじゃく)

スコヤのように直角に曲がった形をした長さを計るものです。
指矩(さしがね)、指金(さしがね)、差金(さしがね)とも呼ばれています。
そうです!よく聞く「あの政治家の差し金か」みたいに使われる「差し金」です。

実は差し金にはもう一つ意味があり、「操り人形で、人形の腕や手首・指を動かすために用いる細長い棒」のことも差し金といいます。そしてそこから転じて陰で人に指図して操ることを「差し金」というようになったんですね。余談でした・・・。

曲尺は材木などの長さや直角を測ったり、勾配を出したりするのに使われます。
L字型をしていて、両方の辺(長手と短手(妻手))に目盛りが付いています。
また、L時の外側だけでなく内側にも目盛りが付いています。
曲尺は単に長さを計る以外にも便利な使い方があるのです。

・長さ・太さ・深さを測る(寸法を出す)
・直角を確認する
・材料に線を引く
・曲尺を曲げて(しならせて)曲線を引く
・45度、30度、60度の線を引く
・等分割りをする

これ1本でいろいろなことができるんですね。

タジ源
私もまだまだ使いこなせていませんが・・。

クランプ

クランプは材料をカットするときに固定したり、組立て時に仮止めしたりするときに使用します。
クランプにもいろいろな種類がありますが今回紹介するのはよく使う3種類です。

・F型クランプ
・ラチェットバークランプ
・ハタガネ(旗金)
・コーナークランプ
・パイプクランプ

F型クランプ

DIYを始めて最初に用意しておくべきクランプです。
クランプは接着時に圧着するために使うこともあれば、材料切り出し時に材料固定に使ったりすることもあります。
接着が乾くまでクランプが使えない・・・では作業が進みませんのでクランプは多ければ多いほど良いです。
という訳でこの10本セットがおすすめです。

10本セットの他にも4本セット、8本セットがあります。
1本当たりの価格を調査してみます。

・10本セット 3,280円 (328円/本)
・8本セット  2,980円 (373円/本)
・4本セット  2,080円 (520円/本)

100円ショップのクランプはどうよ?
そうです。

100円ショップのダイソーにも大工道具コーナーがあり、クランプもおいてあります。
以前は100円クランプがあったのですが現在は少し長くなって200円になっています。
この100円ショップのクランプのレビュー記事を書いていますので是非ご覧ください。

⇒ ⇒ 100円均一のクランプのレビュー

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ラチェットバークランプ

このラチェットバークランプの特徴は
片手でレバーを握るだけで簡単に締め付けが可能
ラチェットバークランプ

・材料の締め付けだけでなく、押し広げることも可能
ラチェットバークランプ

タジ源
片手でクランプできて、しかも広げるクランプもできるなんて便利ですね!
こちらは150mmのラチェットバークランプですが、長さは300mm,450mm,600mmとあります。
様々なサイズをそろえると便利ですが、まずは自分が製作する製品の大きさから考えて必要な長さのクランプから購入しましょう。

ハタガネ(旗金)

ハタガネは主に板のような厚さの薄いものを圧着する時に使用します。
材料に引っかかるアゴの部分が短いので通常は表側ろ裏側とで2本使ってクランプします。
ですから同じ長さのハタガネを4本づつは揃えたいところです。

ハタガネの長さはいろいろありますが、主なところでは300mm、600mm、900mmといったところです。
”大は小を兼ねる”で長いハタガネであれば短いハタガネを兼ねることができるのですが、400mmくらいの箱をクランプするのに900mmのハタガネを使用すると長すぎて結構他の作業の邪魔になったりします。

ですからまずは3種類の長さのハタガネを2本づつ揃えてみましょう。
いっぺんに購入するのが難しい場合は自分がDIYで製作予定の製品の大きさから一番使いそうな長さのハタガネから購入しましょう。

また、ハタガネを自作するという手もあります。
なにせDIYerですからね。
自作のハタガネについては改めて記事にしたいと思いますのでお楽しみに。

コーナークランプ

木材を90°に固定する時に使用するクランプです。
ボックスを作る時には4個使用するため4個セットとなっています。

パイプクランプ

パイプクランプは水道管やガス管を使用してクランプする方法です。
通常下記のポニークランプのようにクランプのみ購入して、水道管又はガス管はホームセンターなどで必要な長さを購入して使います。

ジグソー

DIYを始めるときに一番初めに用意したい電動工具は先に紹介した「電動ドリルドライバー」です。

では2番目に必要な電動工具は?
私は「電動ジグソー」をおすすめします。
ジグソーパズルのジグソーではありません・・・

私の場合、材料の切断はノコギリが基本ですが他に使用するのが「ジグソー」と「電動丸ノコ」です。
しかし、丸ノコ(丸鋸)は長くて厚めの材料を切断するとき以外は使いません。

タジ源
やはり丸鋸はチョット怖いので・・・。

その点、ジグソーは比較的安で音も丸ノコほど大きくないので夜でも使用できます。

・初心者でも扱いやすい
・直線だけでなく、曲線カットが可能
・丸ノコに比べて安全である
・ブレード(刃)を交換することで、木材に限らず金属やプラスチックも切断可能

おすすめのジグソー

各メーカーから様々なジグソーが出ていますが、タジ源がおすすめするジグソーを2点紹介致します。

ボッシュ(BOSCH)のジグソーPST800PEL

おすすめのジグソー1番目はボッシュのPST800PELです。
おすすめする理由は

  1. オービタル機能付き
  2. SDSシステムによりワンタッチでブレード(刃)が交換できて工具が不要
  3. バランサー機構搭載により低振動
  4. 切断線ガイドにより真っ直ぐに切れる
  5. ブロアによりキリコを吹き飛ばしてくれるので切断線が見やすい
②のワンタッチブレード交換は最近のジグソーでは標準的になってきていますがやはり便利です。

④の切断線ガイドは他のジグソーにはない機能です。通常ジグソーは冶具などガイドを使わないとまっすぐ切ることは難しいのですが、この切断線ガイドによりまっすぐ切ることが可能です。

⑤のブロアーも便利です。私が使っているジグソーには付いていなので切粉で墨線が隠れると口でフ~と吹いたりして切粉を除けているのですが、作業中はマスクをしていることが多いので慌ててマスクを外したりしてますが、ブロアが有ればそういった手間が掛かりません。

リョービ J-6500VDL

次におすすめするのがRYOBIのJ-6500VDLです。
ちなみに私タジ源が使用しているジグソーはJ-6500Vです。
両方とも切断能力に違いはありません。
では何が違うのでしょう?

J-6500VDLの方が優れている点

  1. ワンタッチでブレード(刃)が交換できる
  2. ベースがアルミである
価格はJ-6500VDLの方が1,000円ほど高いです。

タジ源
しかし、私が今買うとしたらJ-6500VDLの方です。

理由はやはりブレードの交換が楽だから。

今使っているJ-6500Vは付属の六角レンチでネジを緩めてブレードを外し、交換するブレードを付けてネジを締めるという手間が掛かります。

しかも結構六角レンチを無くしてしまって探したり・・・

その点、ワンタッチでブレードが交換できるのは魅力です!

最後までお読みいただきましてありがとうございます!

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